インデックス投資による資産形成には時間がかかると言われています。
以下の図を見たことがある方は多いと思います。
出所
これは野村総合研究所が発表している純金融資産保有額と世帯数を表しています。
純金融資産保有額が多いほど、ピラミッドの上に位置します。
インデックス投資でこの金融資産のピラミッドを上に登ることは可能だと思いますか?
今回はインデックス投資でピラミッドを登るの可能性について検討します。
結論として
インデックス投資でも時間や入金力を増やせば金融資産ピラミッドの上に登ることは可能です。
金融資産ピラミッドの構成
純金融資産保有額が3000万円以下のマス層が
全体の約80%を占めています。
純金融資産3000-5000万円のアッパーマス層で約12%
純金融資産5000-1億円の純富裕層で約5%
となっています。
純富裕層までで全体の約97%程度を占めています。
あなたはどの層に位置していますか?
インデックス投資でアッパーマス層になる
マス層からアッパーマス層に移行するには金融資産が3000万円必要です。
インデックス投資の期待リターンは3-5%程度と言われることが多いため、期待リターンは4%と仮定します。
投資期間20年にした場合
毎月8.18万円の積立で3000万円に到達します。
出所
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/smartphone/saving/simulation/
投資期間を30年にした場合
毎月4.32万円の積立で3000万円に到達します。
出所
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/smartphone/saving/simulation/
インデックス投資で純富裕層になる
アッパーマス層から純富裕層に移行するには金融資産が5000万円以上必要になります。
投資期間を20年にした場合
毎月13.63万円の積立で5000万円に到達します。
出所
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/smartphone/saving/simulation/
投資期間を30年にした場合
毎月7.2万円の積立で5000万円に到達します。
出所
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/smartphone/saving/simulation/
1億円以上の富裕層になるには
投資期間30年でも毎月14.41万円の積立が必要になります。
出所
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/smartphone/saving/simulation/
投資期間が長くなるほど複利が働くため、運用益が大きくなります。
私の考えと実践方法
インデックス投資でも時間をかければ金融資産ピラミッドを上に登ることは可能です。
ただし、短期間で上に登るには入金力が重要になります。
毎月15-20万円程度の入金力があればインデックス投資であっても金融資産5000万円以上の純富裕層、1億円以上の富裕層に到達することは可能です。
期待リターンを上げて、金融資産ピラミッドを登る方法も可能ですが、リスクが上がることに加え
再現性が乏しくなってしまいます。
私の場合
期待リターンは3-5%程度を想定し、可能な限り入金力を上げて金融資産を増やす方法を選択しています。
私の世帯の年収は日本の中央値と同程度ですが
支出を最適化して、リスク資産をある程度所有することでアッパーマス層に移行できています。
今後も時間をかけ、投資を継続することができれば純富裕層、富裕層も目指せると考えています。
まとめ
日本の世帯の約9割はアッパーマス層以下になっています。
インデックス投資を長期間実践することでアッパーマス層以上を目指すことは十分に可能です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。