一括投資と積立投資には賛否両論があります。
どちらの手法にも利点と欠点があります。
JUST KEEP BUYINGを読むことで
一括投資と積立投資のどちらが有利なのかが明らかになります。
今回はJUST KEEP BUYINGから
一括投資と分散投資のどちらが良いのかについて紹介していきます。
結論として
一括投資が有利であり、できるだけ早く、頻繁に投資することが有効です。
一括投資vs分散投資
過去の株式市場のデータをみると
上昇相場と下落相場ではほとんどが上昇相場と
なっています。
出所
https://media.moneyforward.com/articles/3349
上記の長期間のチャートをみてもS&P500は下落相場よりも上昇相場の方が
多いことがわかります。
つまり、一括投資をして市場にお金を置いておく期間を長くすることが運用成績に関係すると
著者は述べています。
株式市場にお金を置く時間が長くなればなるほど複利の力も強まります。
しかし、暴落を待って一括投資をすることで
安く、たくさんの株を買えると
考える方も多いと思います。
この暴落を待つまでの機会損失を考慮すると割高であっても早くに投資する方が運用成績が良いというデータも紹介されています。
つまり、投資をする資金があれば
なるべく早く一括で投資する方が合理的であり
運用成績の向上に寄与する可能性が高いということです。
ただし、一括投資をすることで
リスクは高くなることも事実です。
著者は株式100%ではなく
債券も何%か含めた分散投資でリスクを減らすことを推奨しています。
私の場合は個別株ではなく
世界株やS&P500などの分散された投資信託やETFで
分散し、一括投資のリスクを減らすことが現実的で実践しやすい方法と考えます。
2024年からの新NISAにおいても
資金のある方は一括投資を検討してみても良いかもしれません。
投資資金が貯まるのを待つべきではない
投資や資産運用をしていない方に話をすると
お金が貯まってから考える
と答える方がいます。
しかし、これも間違った考え方であると著者は
述べています。
お金が貯まるのを待つよりも
毎月の積立投資(ドルコスト平均法)をする方が
運用成績が良いと紹介されています。
投資経験者の方では
お金が貯まるのを待つというよりも
現金比率を上げ、暴落時に投資をし、
安く、多くの株式を買うという考えです。
私も上記のような考えを持っています。
しかし、この暴落を待つことは機会損失であり、
できるだけ早く株式市場にお金を置くことの方が
有効であり、再現性が高いということを
様々なデータを用いて紹介されています。
つまり、待たずにドルコスト平均法で
機会損失をなくすことが運用成績の向上に寄与する可能性が高いということです。
まとめ
お金があるなら暴落を待たずに一括投資をした方が運用成績が良くなる可能性が高まります。
暴落を待たずにドルコスト平均法で早期に積み立てる方が運用成績が良くなる可能性が高まります。
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