先日、2024年の新NISAの投資可能額の確認のために、久しぶりに証券口座にログインしました。
私の投資方法はほったらかし投資(Buy&Hold)のため、株価の確認はほぼしません。
新NISAでは成長投資枠は一括投資、積立投資枠は積立投資を実践しています。
運用成績をみると積立投資枠はわずかにマイナス
成長投資枠はプラスになっていました。
今回はなぜそのような成績の差が出たのかを検討します。
結論として
株価が上昇傾向であれば一括投資が有利になります。
2024年のオルカンとS&P500の運用成績
以下は2024年1-9月のオルカンとS&P500の成績になります。
出所 マネックス証券
どちらの指数も変動はありますが、年始からみると株価は上昇していることがわかります。
株価が上昇傾向である場合、
積立投資に比べ、一括投資では投資元本を増えた状態で投資期間が長くなるため、運用成績が良くなります。
余剰資金があり、株価が上昇傾向にある場合は一括投資が有利とも言えます。
ただし、上記の7-8月などの大きな下落をする直前に一括投資を行うと、高値で多くの株を買うことになるため大幅なマイナスになることもあり得ます。
一括投資は利点だけでなく、欠点もある点には注意が必要です。
過去の一括投資の勝率
以下はS&P500、TOPIX(日本株)、ACWI(全世界株)の年始一括投資の勝率です。
出所
https://www.google.co.jp/amp/s/www.nli-research.co.jp/report/detail/id=77474%3fmobileapp=1&site=nli
この期間は株価が上昇傾向になることが多く、
一括投資の有効性が強調されています。
一括投資と積立投資の判断基準
ほったらかし投資術という本に一括投資と積立投資の判断基準が示されています。
出所
山崎元 水瀬ケンイチ 全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
あなたに適した方法を選ぶ基準にしてみて下さい。
私の考えと実践方法
2024年の9月時点では積立投資よりも一括投資の方が運用成績が良くなっています。
しかし、一括投資を行うには十分な余剰資金が必要です。
加えて、株価が上昇傾向の場合は利点が大きくなる反面、株価が下落すると欠点が大きくなります。
一括投資は良くも悪くも株価の変動に対する耐性が必要になると考えます。
私の場合
積立投資枠は日々の給与から積立し、
クレカ還元ポイントが約1%得られることも大きな利点と考え、積立投資を選択しています。
余剰資金がある場合は年始に一括投資を行っています。
まとめ
2024年は株価の変動がありつつも、年始からみると株価は上昇傾向にあります。
株価が上昇傾向の場合は、積立投資よりも一括投資が有効な場合が多いです。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。