先日、投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year2023の結果が発表されました。
結果はeMAXISSlim 全世界株式(オルカン)の5連覇となりました。
出所
5連覇となるともはや殿堂入りクラスですね。
2023年に信託報酬の引き下げもあり、来年以降も連覇の可能性が高そうです。
今回はオルカンがこれほど支持されている理由を検討してみます。
結論として
オルカンは過去の圧倒的な実績に加え、低コスト、高分散であるため支持され続けていると考えます。
オルカンの過去の実績
オルカンの過去の実績として特徴的な点は2つあります。
①信託報酬が年々下がっている
②純資産額が2兆円以上
①オルカンの維持コストである信託報酬は年々下がっています。
2023年には約0.1%から約0.05%の半分に下がりました。
オルカンは三菱UFJアセットマネジメントのeMAXISSlim シリーズの商品です。
eMAXISSlim シリーズは業界最低水準の運用コストを目指すと公言しており、実際に公言通りになっています。
2023年の信託報酬引き下げは他社の全世界株式の維持コスト引き下げに追随した形です。
このように公言通りに運用している実績があるため十分に信用できる商品と考えます。
オルカンの純資産額は2兆円を超えました。
出所
オルカンは日本国内で販売されている投資信託の純資産額では全体の3位です。
これだけの純資産額があれば途中償還の可能性は限りなく低いです。
よって、オルカンは長期保有に適した商品と言えます。
本家よりも低コスト
世界株式の本家としてVT(バンガード•トータル•ワールド•ストックETF)が挙げられます。
VTの経費率は約0.07%です。
オルカンの信託報酬は約0.05%です。
本家であるVTよりもオルカンの方が安くなっているのは奇跡的な状況です。
オルカンを100万円分所有して、1年でかかるコストは約600円です。
安すぎますね。
コストが低いほど、投資する側が有利になるためありがたい状況です。
オルカンは世界中に分散されている
オルカンは世界の様々な国の企業に広く分散されています。
出所
https://www.am.mufg.jp/pdf/seimokuromi/253425/253425_20230725.pdf
世界中でベストセラーとなったFUCTFULNESSで
世界の経済状況は良くなっている
世界の人口は今後も増え続ける
と言った事実が紹介されています。
この事実を考慮すると
世界中に分散された株式を所有することで
世界経済の成長、発展の恩恵を受けることができると考えます。
加えて、オルカンは時価総額加重平均を採用しています。
時価総額加重平均により自動的に国や企業の組入比率が調整されます。
近年では米国の経済成長が著しいため、
オルカンにおける米国の組入比率は約60%となっています。
近年は米国が好調であり、米国の組入比率が高いです。
しかし、将来的に中国やインドなど他の国の経済成長が増した場合は自動的に組入比率が調整されます。
よって、オルカンを所有しているだけで
自動的に反映している国の株式を多く所有することができます。
運用利回りという点では良くも悪くも分散されているためベストの結果は得られないかもしれません。
しかし、限りなくベターに近い結果は得られます。
将来のことは誰にもわかりません。
そのため、オルカンを所有することで全てを持つことができ取りこぼしを防ぐことが可能です。
私の場合
株式における資産形成のコアはオルカンです。
所有している株式の7割程を占めています。
手動でのメンテナンス不要であり、ほったらかしで資産形成ができる点が私には合っています。
まとめ
オルカンは王道の投資商品であり、新NISAにおいても間違いのない投資対象と考えます。
低コスト、高分散され幅広く支持されているため、長期保有に適した商品であると考えます。
※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。
クリック応援していただけると毎日のブログ更新の励みになります!