インデックス投資は勝者のゲームを読みました。
インデックス投資の本は何冊か読んでおり、基本は知っています。
しかし、この本を読むことで基本知識に詳細なデータを紐付けられ、インデックス投資の優位性をより学ぶことができます。
新NISAが始まる前に読むべき本だと思いました。
今回はインデックス投資は勝者のゲームの理由を
書籍の名言を添えて紹介します。
針を探すな、枯れ草を買え
枯れ草は株式市場全体のポートフォリオ
針は株式市場に勝つファンドや企業
以下の円グラフを見ると株式市場に勝つことの難しさは明らかです。
出所 ジョン•C•ボーグル インデックス投資は勝者のゲーム
よって、株式市場に勝つファンドや企業よりも
株式市場全体のポートフォリオ(インデックスのETFや投資信託)を買うことが合理的です。
世界一の投資家として有名なウォーレン•バフェットは遺言状に財産はS&P500のインデックスファンドに
投資するようにと指示しています。
大半の方にとってインデックス投資が最適な方法となる可能性が高いと言えそうです。
リターンについては時間が友となるが、コストについては敵になる
投資のコストが上がるほど、リターンは低くなることが紹介されています。
運用リターンは誰にもわからないです。
しかし、コストは確実なマイナスのため、
高ければ高いほど投資する側が不利になります。
以下の図はコストとリターンの関係を示しています。
出所 ジョン•C•ボーグル インデックス投資は勝者のゲーム
2023年の日本のインデックス投資信託の低コストの基準としては信託報酬が0.2-0.3%未満となりそうです。
信託報酬は投資信託の維持費であり、
投資信託を所有している間かかる維持コストです。
最も分散された世界株式の投資信託である
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の信託報酬は
0.05%となっており、低コストとなっています。
低コストで最大限に分散されたインデックス投資の王道と言える投資信託です。
何もするな、じっとしてろ
低コストで分散されたインデックス投資信託やETFを所有したらあとは何もせずに保有する(買い増す)
ことが最善の方法であると著者は述べています。
以下の図は市場全体のリターンの長期チャートになります。
出所 ジョン•C•ボーグル インデックス投資は勝者のゲーム
市場全体のリターンが右肩上がりなのがわかります。
時代によって強い企業は変わります。
加えて、買った企業が勝ち続けるかは誰にもわかりません。
そのため、特定の企業やファンドを選ばず、
市場全体に分散することが重要となります。
上記で紹介したようにコストの高さはリターンを
減らします。
これらのことから低コストで市場全体に分散された
インデックス投資信託やETFを所有し
何もしないことが一般投資家の最善の方法であると
言えそうです。
加えて、2024年から始まる新NISAでは非課税期間が無期限となります。
よって、インデックス投資信託やETFを購入し、
何もせずにじっとする(Buy&Hold)が
より有効になる可能性が高いと考えます。
まとめ
インデックス投資を勝者のゲームにするには
低コストで市場全体に分散された投資信託やETFを
購入し、何もせずにじっとするということが必要になります。
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