先日、職場の同僚が
【この会社にしがみついていく】と言っていました。
この発言を聞き、強い違和感を持ちました。
日本では終身雇用制度は崩壊しつつあることは既知の事実です。
今回は会社と結婚することの有無について考えていきます。
結論としては
どこでも通用する普遍的な能力の獲得をし、分散投資の考えを実践することが大事と考えます。
会社と結婚できない時代
2019年にTOYOTAの社長が終身雇用を守るのは難しいと発言しました。
日本を代表する大企業であるTOYOTAの発言であり、当時は話題になりました。
30-40代の親世代にとっては終身雇用制度は当然であったものが、現役世代にとっては当然ではなくなってきています。
当人が生涯に渡り会社で働き続けると思っていても、会社側が生涯働けるとは限らないと言っている状態です。
よって、会社は自分とは結婚してくれない状況になっています。
加えて、時代の変化の流れが年々加速していることに伴い、企業の寿命は短くなっています。
私の知人で20年働いた企業が急に倒産したということがありました。
会社と結婚すべきではない理由と対策①
会社にしがみつくと言うことは、その会社でしか使えない能力を伸ばすことにつながる可能性があります。
特定の状況でしか使えない限定的な能力では他の場所では通用しないことが考えられます。
よって、会社の仕事をしつつ、自分のスキルを上げることが必要になります。
例えば、エクセルでの業績入力で数字を入れる作業は時間をかければ誰にでもできます。
それをエクセルの機能を上手く用いて自動化する等簡略化、業務改善のスキルを身につけることで限定的な能力ではなく、どこでも通用する普遍的な能力に変わります。
昨今大企業に就職し、数年後起業すると言うケースが増えています。
起業をして法人や個人事業主になることで、会社員よりも収入に対する税率が軽減します。
会社にしがみつくのではなく、会社を通じてどこでも通用する普遍的な能力を得て、それを自分の仕事の主軸にすると言った考えが昨今の起業の多さに表れていると考えます。
会社と結婚すべきではない理由と対策②
会社と結婚すると言うことは、収入の面でも会社に依存すると言うことです。
つまり、会社の倒産やリストラにより収入が0になるリスクが考えられます。
会社と結婚することは集中投資の状態であり、良くも悪くも会社の状況に左右されます。
投資の原則として集中投資よりも分散投資が推奨されています。
つまり、1つの会社に給与を依存するよりも複数の給与を得られる状態を徐々に築いていくことが必要になります。
複数の給与を得る方法としては、株式や不動産による配当、賃貸収入や副業が挙げられます。
また、上記でも紹介した普遍的な能力を得ることでどこにでも転職しやすくなることも集中投資を避ける1つの解決策になります。
私の場合、主業であるPTとしてはより専門性の高い認定資格を得て、普遍的な能力の獲得に努めています。
加えて、自分の興味のある資産運用に対してFPの資格を取得し、将来的な副業として機能するように研鑽を積んでいます。
これらにより集中投資の状況にならないように注意をしています。
まとめ
終身雇用制度の崩壊や企業寿命の低下により会社とは結婚できない時代になってきています。
これからの時代に対応するには集中投資ではなく、分散投資の考えを意識することが重要と考えます。
分散投資するためには普遍的な能力の獲得が必須になると考えます。
[blog:g:4207112889948320640
:banner]