株式投資というと株を安く買って高く売れば良いと考える方が少なくないと思います。
間違いない事実ですが、それはほぼ不可能です。
ではいつ株を買えばいいのか?
という疑問が浮かび上がると思います。
今回は株の買い方についての原則と実践方法を紹介します。
結論としては、
相場を読むことは不可能と割り切り、積立購入が現実的であると考えます。
株の買い方
株を買うには大きく分けて2つ方法があります。
1つ目が一括購入です。
2つ目が積立購入です。
一括購入は言葉通り一括、購入のタイミングを自分で決め1回で株を購入することです。
積立購入は購入タイミングと金額を決めて、定期的に購入する方法です。
一括購入VS積立購入
一括購入と積立購入のどちらが優れているかは賛否両論あります。
私の考えとしては、何を優先するかで答えが変わると思います。
株価が右肩上がりで上がり続ける場合は一括購入の方が効果的です。
一方、一括購入直後に株価が大幅に下がった場合は積立購入の方が損失は少なくなります。
一括購入の方が積立購入よりもハイリスクハイリターンとなる傾向があると考えます。
一括購入では、株価の高い時期、低い時期の両方で購入できる可能性が高いため良くも悪くも株価は平均的になります。
よって積立購入は一括購入と比べローリスクローリターンとなら傾向があると考えます。
初心者の場合は積立購入をおすすめします。
私も積立購入で株式投資を実践しています。
相場を読むことは不可能
株式が安い時に買うことが理論的には最も有効な買い方になります。
例えば、1株1000円の株を10株買う場合は
株価が1000円であれば1万円かかります。
株価が500円に下がって買えば5000円になります。
よって、株価が安い時に買えれば、少ない金額で多くの株を買うことができます。
しかし、株価はランダムウォークと言われるように不規則な動きを示し、予測が不可能と言われています。
また、株価の上昇局面を10-30日逃すだけでトータルのリターンが5-8%程度下がると言われています。
株式投資の名著である敗者のゲームで、
稲妻が輝く瞬間(株価が最も上がる時)を逃すとリターンが減少すると述べています。
つまり、株価を予測して、安い時に買うという手法を実践する際に失敗してしまうとリターンに大きな負の影響を受けます。
上記を踏まえると、株価が上がる瞬間を逃さないためには、常に株式市場にいることが1つの解決策になります。
そういう面でみると、安い時に一括購入を狙うよりも、定期的に積立購入をする方がリスクは少なく、リターンが大きくなる可能性が考えられます。
まとめ
株の買い方には一括購入と積立購入があります。
両者には利点と欠点があります。
初心者には積立購入が向いていると考えます。