最近NISAという言葉が頻回に聞かれるようになりました。
NISAは少額投資非課税制度のことです。
??? ですよね。
投資の利益には約20%の課税がかかりますが、NISA口座では利益が非課税になります。
よって、非課税制度となります。
投資初心者はNISAをまず使うべきです。
今回は投資初心者が何故NISA制度を使うべきなのかを考えていきます。
結論として、
NISAの非課税は有利であり、使わないと損です。
NISAの概要
2023年時点では、NISAは3種類あります。
1つ目が一般NISA、 2つ目が積立NISA、3つ目がジュニアNISAです。
どのNISA口座においても利益や売却益は非課税となります。
この3つの違いは利用可能額と投資期間です。
一般NISAは利用可能額が年間120万円、投資期間が5年間です。
積立NISAは利用可能額が年間40万円、投資期間が20年間です。
ジュニアNISAは利用可能額が年間80万円、投資期間が対象児が18才になるまでです。
これら3つのNISAは2023年で制度が終了し、2024年から新NISA制度に移行します。
よって、NISAを利用するなら、2023年中に利用する必要があります。
非課税の恩恵は大きい
配当利益や売却利益には約20%の課税がかかります。
例えば、100万円の運用利益が出た場合、20万円が課税され、手元には80万円入ります。
NISAではこの課税がなくなるため、運用利益がそのまま自分の手元に入ることになります。
私が実践しているインデックス投資では年間運用益は約3-5%程度です。
その微々たる運用利益から約20%の税金が引かれるのは厳しい状況です。
この状況をNISAでは避けることができます。
よってNISAは使わないと損と言えます。
2023年からNISAを使う場合
2023年で現行のNISAは終了します。
しかし、2023年中に使ったNISA口座の非課税期間は2024年以降も継続可能となります。
よって、2023年に積立NISAを行えば40万円分が2043年まで、一般NISAでは120万円分が2028年まで非課税で投資が可能です。
運用期間が長いほど運用利益はプラスの範囲に収束されることを考慮すると、一般NISAの5年は心許ないです。
2023年からNISAを利用する場合は積立NISAが最善と考えます。
NISAのデメリット
NISAでは損益通算ができません。
損益通算とは、同一年分の利益と損失を相殺することです。
利益が出た場合は税金がかかります。
一方で損失が出た場合には利益から差し引いて、その分だけ税金を減らすことができます。
つまり、NISAで運用益がマイナスになった場合、他の資産の利益と損失の相殺ができません。
よって、NISAでプラス収益になっていれば非課税とあうプラスの影響を受けます。
一方でマイナス収益になっていれば損益通算ができないためマイナスの影響を受けます。
これらのことから、NISAでは売却時にプラスの運用益にすることが重要となります。
プラスの運用益にするには長期投資が有効です。
まとめ
NISAの非課税の恩恵は大きいと考える。
非課税の恩恵を受ける可能性を高めるには長期投資が必要です。
現行NISAは2023年で終了しますが、非課税の投資期間は継続するため、積立NISAの利用がおすすめです。