あなたは4%ルールをご存知ですか?
FIREや株式投資の本ではよく取り上げられています。
4%ルールを知ることで経済的自立までの距離感を掴むことができます。
FIREに興味がない方も知っておいて損はないと思います。
経済的自立を得られれば選択肢が広がる可能性が高まるためです。
今回は4%ルールとFIREについて検討していきます。
結論として
4%ルールで経済的自立までの距離感を掴み、
貯蓄率とお金の価値のバランスを取ることが重要です。
4%ルールとFIRE
4%ルールは米国のトリニティー大学の研究を基に
金融資産の4%までの引き出しであれば金融資産が30年以上維持される確率が非常に高い(95%)
と言ったものです。
生活資金が金融資産の4%以内である場合
その25倍の金融資産を準備できれば金融資産が維持でき経済的自立(FI)が得られます。
経済的自立が得られることで働く必要性が低くなり、早期退職(RE)が可能となります。
生活費の25倍の金融資産が準備できればFIRE(経済的自立し、早期退職)できる可能性が高いということです。
貯蓄率とFIREの関係性
生活費の25倍と聞くと
現実味がない、FIREは他人事、高収入限定
と感じる方が多いと思います。
しかし、米国のFIRE第一人者によると
FIREには貯蓄率が重要と述べられています。
出所
クリスティー•シェン FIRE 最強の早期リタイア術
上記図をみると
リタイアまでの期間は貯蓄率が上がるにつれて、投資リターンの影響は少なくなります。
逆に貯蓄率が下がると投資リターンの影響が大きくなります。
このことからFIREには貯蓄率が重要となります。
あなたの貯蓄率はどの程度でしょうか?
私の考えと実践方法
FIREは早期退職に注目が集まりがちですが早期退職よりも経済的自立が重要と考えます。
経済的自立により選択肢が格段に増えるからです。
経済的自立していれば自分が好きなことを、好きな時に、好きなだけ、好きな人とすることができます。
私の場合、早期退職よりも経済的自立をいつか得たいと夢見ています。
ただし、貯蓄率は上げ過ぎると人的資本に悪影響を及ぼす可能性があるため、無理のない範囲で行う予定です。
古典的名著における貯蓄率の推奨は10-25%程度です。
上記の図から4%のリターンでリタイアまでの年数は
10%で約60年、25%で約35年かかっています。
FIREを目指す場合は貯蓄率を上げるか
投資リターンを上げるか
のどちらかが必要になります。
投資リターンは景気や政策など自分以外のことに大きく左右されます。
貯蓄率は支出の程度に左右され、自分でコントロールしやすいです。
貯蓄率を上げる方が難易度は低くなり、自分次第で良い結果につながる可能性が高いと考えます。
まとめ
4%ルールにより経済的自立までの距離感を知ることができます。
経済的に自立には貯蓄率が重要です。
単純に貯蓄率を上げるのではなく、お金の価値のバランスも考えることが必要になります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。