本気でFIREをめざす人のための資産形成入門を再読しました。
FIRE(Financial Independence Retire Early)をめざす人だけでなく、資産形成中の全ての人が読んで役に立つ本です。
その中で特に重要と感じたことを紹介します。
収入-支出を最大化する
収入-支出が投資の元本を作るために必要です。
収入増加よりも支出を下げるほうが容易に可能と
著者は述べています。
支出を下げる方法として
①スマホや保険などの固定費の削減
②公共施設(図書館や体育館)の有効利用
③コンビニ利用やペットボトル飲料を避けること
などが紹介されています。
高配当株のメリット
著者の投資戦略は高配当株やETFです。
本書は高配当株のメリットとデメリットが複数紹介されています。
高配当株の大きなメリットと感じた点は以下の2点です。
①再現性が高い
②出口戦略を考えなくて良い
配当金は株数が増えることに伴い増加します。
加えて、連続増配株などに投資することで
減配のリスクを減らせる可能性があると述べられています。
また、高配当株は暴落時などで株価が下がりづらいということも紹介されています。
インデックス投資は売却時に利益が確定します。
一方、高配当株は配当のたびに利益が確定します。
売却せずに利益が確定することで出口戦略を考える必要性が低くなります。
売却せずに利益が確定し、現金化することで
再投資や日々の生活に使うなどの選択肢を持つことにつながります。
高配当株のデメリット
高配当株の大きなデメリットと感じた点は以下の2点です。
①複利の力が弱まる
②税金の繰延効果が乏しい
配当するごとに利益確定しているため、
配当再投資に比べて将来的な利益が減る可能性があります。
出所
穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
配当再投資では税金を後に繰延られますが、
配当される場合は繰延できません。
投資期間が長くなるほど税金の繰延効果が大きくなります。
出所
穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
メリットとデメリットをまとめると
将来ではなく現在お金を使うことを優先したい場合高配当株が有効となる可能性が高いと言えます。
将来のお金を優先したい場合は
高配当ではなく、インデックス投資などが有効となる可能性が高いと言えます。
目的が異なれば投資戦略も異なります。
高配当株の実践方法
高配当株の実践方法は個別株かETFです。
ETFの方が分散されているため万人向けと言えます。
著者がお勧めするETFは3つあります。
①VYM
②HDV
③SPYD
以下が各ETFのメリットとデメリットになります。
出所
穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
ETFの積立購入し、株数が増えるほど
配当が増えていきます。
私の考え
私は高配当株よりもインデックス投資を優先しています。
現在の私は資産形成期であり、長期投資を実践する予定です。
長期投資では複利や税金の繰延効果が有効であり、
これらの効果は高配当株では得られづらいです。
ただし、資産形成期から資産形成終了期に移行した場合、高配当ETFは有力な候補になります。
給与が減り、人的資本の価値が下がった時期に
高配当ETFで代替えする方法は有効と考えます。
目的によって取るべき投資戦略は異なります。
まとめ
収入−支出を最大化することはどの投資戦略においても必要です。
高配当株はメリットとデメリットがあり、あなたの目標に応じて良くも悪くもなり得ます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。