FPの専門誌でケーススタディが紹介されており、
資産形成を始めたいと言う方にアクティブ型の投資信託を勧めていました。
正直言って、ビックリしました。
資産形成初心者にはアクティブ型投資信託ではなく、インデックス型投資信託が最適だと思います。
今回はインデックス型とアクティブ型の比較となぜ専門家がアクティブ型を勧めてくるのかを検討します。
結論として
売る側(専門家)の利益を重視するとアクティブ型、
買う側(利用者)の利益を重視するとインデックス型となります。
インデックス投資VSアクティブ投資
インデックス投資は特定の指数に連動し、市場平均の収益を目標にします。
一方、アクティブ投資はプロのファンドマネージャーが銘柄を選別して市場平均以上の収益を目標にします。
出所
これだけ聞くと、アクティブ投資でも良いのでは
と思いますよね?
株式投資の世界では
インデックス投資に約8割のアクティブ投資が負けているという事実があります。
これは世界各国で変わらない事実です。
出所
プロが銘柄を選定しても利益率が上がるわけではないということです。
加えてアクティブ投資はインデックス投資に比べ
コストが高くなっています。
コストの高さは確実なマイナス要素のため、
投資する側に不利に働きます。
これらのことから投資初心者ほどインデックス投資を選択する方が合理的と言えます。
専門家を信用してはいけない
大半のFPはこの事実を知った上でアクティブ投資を勧めてくると思います。
その理由はFPが儲かるからです。
手数料が高い商品(保険や株式)を売ることで
保険会社や証券会社からの高い成功報酬が得られることが多いようです。
手数料が高い商品は
売る側(企業)が有利であり
買う側(顧客)が不利になることが多いです。
今回のアクティブ型投資信託を勧めるのも同様だと
思います。
私はFPの資格を持っていますが
本業ではないため、売る側ではなく買う側の視点が主です。
FPとして利益を上げることは重要ですが、
資産形成をプランニングすることが仕事であるなら
買う側のメリットを考慮することがより重要では
ないのかと感じた次第です。
専門家からアドバイスをもらうことは重要ですが
鵜呑みにせずに、自分でも調べた上で選択することが必要になると考えます。
また、専門家に相談する際には
商品を販売していない中立的な立場の専門家に相談することも一案です。
投資銘柄は自分で決めることが重要
資産形成の手段として株式投資は低額から行え、
NISAやiDeCo等の税制優遇もあるため
有利であることは間違いない事実です。
しかし、専門家は自分の利益を優先する傾向があるため投資銘柄は自分で決めたほうがよいと考えます。
自分で投資銘柄を決めることで
投資結果に納得でき、長期投資につながりやすい
と考えます。
自分で投資銘柄を決めるには以下の本を1冊読むことをおすすめします。
インデックス投資の概要を学べ、
投資すべき銘柄も決めることができる、
日本人のためのインデックス投資に最適な1冊です。
まとめ
インデックス投資とアクティブ投資では大半の場合インデックス投資の方が有利になることが過去のデータで明らかです。
専門家のアドバイスは重要ですが、
自分の利益を優先する傾向があるため、投資銘柄は自分で決めることをお勧めします。
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