以前の記事で保険は必要最低限で良いという考えをお伝えしました。
その記事はFP視点であったため、PT視点も追加してみます。
FP視点ではお金、PT視点では健康、身体のコンディショニングとなります。
結論として、健康に投資すれば民間保険は不要と考えます。
この点について考察していきます。
病気のリスクは年齢と共に増加する
周知の事実ですが、病気は年齢が上がるにつれて発生確率が増加します。
つまり、若年では病気のリスクは低く、高齢では病気のリスクが高くなります。
その事実から、保険は高齢になる程、価格が上がる種類が少なくないです。
20-40代では病気になりづらい時ですが、支出が増えやすい時でもあります。
私の場合は、保険は最低限に抑え、空いたお金は投資や教育費など必要な支出に備えています。
この方法は妥当と考えていますが、健康への投資が土台にあることが大前提です。
健康への投資がないと若年でも病気のリスクが上がってしまうことが様々な研究でわかっています。
健康への投資とは
最低限行うべき健康への投資は運動と睡眠です。
運動不足は全癌30%、心疾患60%、糖尿病58%、認知症50%のリスクを上げると言われています。
睡眠不足は全癌6倍、脳疾患4倍、心疾患3倍、認知症5倍のリスクを上げると言われています。
よって、睡眠と運動に投資ができていないと若年であっても病気のリスクが高まる危険性が挙げられています。
私はPTとして働いており、若年の方から高齢の方までリハビリを行った経験があります。
その経験からいっても、若年で病気になった方は運動不足の方が少なくない印象を強く持っています。
最低限の健康への投資は運動と睡眠であることは明白です。
運動と睡眠への投資の具体例
WHOは運動不足を運動時間週150分以下と定義しています。
つまり、運動を週150分程度実施することが必要です。
1日に換算すると約20分です。
私の場合、朝の通勤と昼休みに自転車、仕事中はエレベーターを使わずに階段使用で20分の運動時間を満たしています。
睡眠不足の定義は6時間以下と言われています。
そのため、毎日6時間以上の睡眠時間を確保する必要があります。
私の実感としても、6時間以下の睡眠は明らかに寝起きの感覚が悪く、日中のパフォーマンスが下がります。
日中のパフォーマンスが下がることで、残業が増え、余計寝る時間を確保できなくなるという悪循環に陥ります。
よって、睡眠時間は確実に6時間以上を死守しましょう。
まとめ
年齢の増加に伴い病気のリスクは上がるのは周知の事実。しかし、健康への投資ができていないと若年でも病気のリスクが上がる可能性がある。
最低限の健康への投資としては週150分の運動と毎日6時間以上の睡眠が必要。