FP×PTでお金と人生設計を真剣に考えてみた

FPとPT視点でお金と人生設計の考えをシンプルに伝えます

リバランスの必要性と効率的な方法

あなたはリバランスをご存知ですか?

 

リバランスは資産の割合を自分の定めた比率に調整することです。

 

リバランスをすることでリスクの調整ができると言われています。

 

リバランスの方法は一般的には売却と買い増しの2つの方法が挙げられます。

 

今回はリバランスの必要性と効率的な方法について考えていきます。

 

結論として

リバランスは必要最小限、売却せずに行うことが効率的です。

 

 

リバランスの必要性

リバランスの効果は2つあると言われています。

 

①リスクの調整

②リスクを下げ運用利回りをが上がる可能性

 

リスクの調整がリバランスの最も重要な点であると考えます。

 

例えば

資産の割合を

リスク資産の株式等70%

無リスク資産の現金30%

にしているとします。

 

時間の経過とともにリスク資産である

株式の比率が高まる可能性があります。

 

リスク資産が90%、無リスク資産が10%に変動し

最大級の暴落が起きた時(約50-60%の価値低下)に

あなたは耐えられますか?

 

資産の割合があなたのリスク許容度から外れると

資産の上下への変動に耐えきれずに

株式投資を売却し、長期での株式投資が困難となってしまう可能性が考えられます。

 

リバランスをすることで

あなたのリスク許容度の範囲内での資産運用が可能となります。

 

加えて、リバランスをすることでリスクを下げて

運用利回りを上げられる可能性が言われています。

 

これは株式と債券などの値動きが異なる資産クラスを保有している時に可能となります。

 

例えば

株式の比率が高まっているときは

株価が上がっているときです。

 

一般的に株価が上がれば

債券の価格は下がると言われています。

 

逆に債券の価格が上がれば

株式の価格は下がると言われています。

 

つまり、リバランスをすることで

価値が上がった資産を売却し 

価値が下がった資産を購入することになります。

 

よって、リスクを下げて運用利回りを上げる可能性があります。

 

ただし、株式のリバランスは売却や購入などの手間はかかります。

 

加えて、長期的な視点では

最も優れた成長性のある資産クラスは株式です。

 

出所  株式投資の未来 ジェレミーシーゲル

 

これらのことを加味した上でリバランスを行うかどうかを

判断することが必要になります。

 

効率的なリバランスの方法

リバランスの方法は売却と買い増しがあります。

 

効率的な方法は買い増しです。

 

株式の売却には約20%の税金がかかるためです。

 

つまり、リバランスをする際には

売却ではなく、買い増しで対応することが効率的です。

 

例えば

資産比率が株式70%、現金30%が

株式90%、現金10%に変動した場合

株式を買い控えて、現金比率を上げる

 

上記の方法が株式の売却時の税金を回避しつつ

リバランスが可能になるため効率的と言えます。

 

リバランスは必要最小限で良い理由

リバランスは頻回には行わずに

必要最小限にすることが良いと考えます。

 

その理由は2つあります。

 

①手間がかかる

②リバランスするほど手数料がかかる

 

リバランスは積立投資と異なり、

リスク許容度が人により異なることから

手動で行うことが必要になります。

 

手動で行うのは手間がかかります。

長期投資において手間がかかることは

避けた方が投資の継続につながると考えます。

 

リバランスを頻回にすると手数料が多くかかる可能性があります。

 

株式における手数料は

購入時、売却時、保有時にかかるものがあります。

 

上記で紹介したように

売却では税金もかかります。

 

手数料は運用利回りとは別物であり

手数料は少ないほど有利になります。

 

リバランスは必要最小限に抑えたいところです。 

 

私の場合、リバランスは買い増しのみで行っています。

 

加えて、現在は資産形成期であるため

リスク資産の割合を意識的にリスク許容度の範囲内で最大限に設定しています。

 

資産形成期では

現金や債券よりも株式の資産比率を高めることが

合理的であると考えます。

 

よって、リバランスは必要最小限で売却はせずに

買い増しという形をとっています。

 

まとめ

リバランスをすることでリスクの調整が可能となりますが手間はかかります。

 

効率的なリバランスとしては

必要最小限、売却はせずに買い増しの方法が考えられます。

 

 

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