
インデックス投資は「時間を味方につける」ことで誰着実に資産を増やせる可能性の高い方法です。
しかし、成果を感じるまでに時間がかかるため、途中でやめてしまう人も少なくありません。
この記事では、成果を実感するための金額と時間の目安をわかりやすく解説します。
結論として
インデックス投資で成果を感じるには「時間」と「投資元本」が欠かせません。
インデックス投資は「平均点で勝つ」長期戦
インデックス投資は、特定の企業ではなく「市場全体」に投資する方法です。
たとえば、全世界株式やS&P500に投資すれば、世界経済や米国企業の成長に連動して資産が増える仕組みです。
年平均リターンはおおよそ3〜5%といわれています。
一見すると小さな数字に感じますが、時間と複利の力を使えば、大きな成果につながります。
この投資法の特徴は「短期的に儲からない」ことを意味しています。
1年や2年で結果を求めるのではなく、10年、20年単位で資産を育てることが大切です。
成果を実感するには「投資元本」がカギ
インデックス投資では、運用リターンが安定していても「元本」が小さいとリターンも小さくなります。
例えば、年間リターンを4%で計算すると次のようになります。
- 元本100万円 → 年間4万円の利益
- 元本1,000万円 → 年間40万円の利益
- 元本1億円 → 年間400万円の利益
このように、投資元本が大きいほど成果を実感しやすいのが特徴です。
とはいえ、いきなり1,000万円を投資するのは難しいです。
そこで重要なのが「時間を味方につける」ことです。
積立投資で少しずつ元本を増やしながら、長期で運用していくのが現実的な方法です。
「時間」と「複利」を活かしてお金を増やす
インデックス投資で最も強力な武器は「複利」です。
複利とは、得た利益を再び投資して利益を生み出す仕組みのことです。
時間が経つほどお金が雪だるま式に増えていきます。
ここで便利なのが「72の法則」です。
72 ÷ 年間リターン(%) = 資産が倍になるまでの年数、という計算です。
例えば、リターンが4%の場合は
72 ÷ 4 = 18年で資産が2倍になります。
つまり、長期で続けるほど複利が働き、増加スピードが加速します。
私自身も7年以上インデックス投資を続けており、元本が1,000万円を超えたあたりから、ようやく成果を「実感」できるようになりました。
実際、直近10年間の全世界株式やS&P500のリターンは10%を超える年もあり(円安の影響も大きいですが)、時間と元本の両方をかけることで結果が見え始めると感じています。
総務省の家計調査(令和5年)によると、2人以上世帯の貯蓄額の中央値は1,107万円です。
つまり、多くの家庭が長期的に貯蓄や投資を続ければ、投資元本1,000万円は現実的な目標です。
焦らず、毎月1〜3万円の積立をコツコツ続けていけば、10〜20年で十分に成果を実感できるラインに到達します。
短期的な値動きに一喜一憂せず、「時間 × 複利 × 継続」を意識していきましょう。
まとめ
インデックス投資は「元本」と「時間」を味方につけて成果を積み上げる投資法です。
3〜5%という平均的なリターンでも、10年・20年と続けることで確実に資産は成長します。
焦らず、積立を継続して「時間が育てる資産形成」を実感しましょう。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。