
資産形成を始めたいけれど、「何からやればいいかわからない」という人は多いものです。
実は、特別な知識がなくても誰でもできるシンプルな手順があります。
今回は、私自身が実践して効果を感じた“資産形成のステップ”を紹介します。
結論として
まずは家計を黒字化し、年間40万円の積立投資から始めよう。
家計の黒字化と生活防衛資金の確保がスタート地点
資産形成の第一歩は「お金を増やす前に、減らさないこと」です。
まずは家計(収入−支出)を黒字にすることから始めましょう。
赤字家計では、投資資金を確保できず、継続的な資産形成は難しくなります。
固定費の見直し(通信費・保険料・サブスク)を行い、毎月1〜2万円でも黒字を出すのが理想です。
次に、生活防衛資金を確保します。
これは万が一の失業や病気に備えるための資金で、生活費の3〜6か月分を目安に貯めましょう。
これがあることで、投資のリスクを恐れずに長期運用ができるようになります。
資産形成は「守り」と「攻め」のバランスが大切です。
黒字化と防衛資金の確保ができたら、次は“お金を増やす”ステップへ進みましょう。
リスク資産と無リスク資産のバランスを決める
資産形成には「貯金」と「投資」の両方が欠かせません。
全てを貯金に回すとお金は増えず、全てを投資に回すと暴落時に生活が不安定になります。
そこで大切なのが、リスク資産(株式・投資信託)と無リスク資産(預金・保険)の割合を決めることです。
初心者の方は、生活防衛資金を除いた残りの資金のうち、3〜5割をリスク資産にするのがおすすめです。
リスク資産は新NISAを活用した長期投資が基本です。
非課税で運用できるため、複利効果が最大限に活かせます。
積立投資を通じて市場の値動きに慣れることで、少額からでも資産形成を続けやすくなります。
少額から始める積立投資で、9ステップを進めよう
いよいよ実践編です。
以下が、誰でも実行できる「資産形成の9ステップ」です。
- 家計を黒字にする
- 生活防衛資金を確保する
- リスク資産と無リスク資産の比率を決める
- 新NISAで株式投資を始める
- 年間40万円の積立投資をする
- 年間120万円の積立投資を目指す
- 年間240万円の積立投資を目標にする(夫婦なら2人分)
- NISAを最大限活用する(非課税枠1800万円)
- 15〜20年の長期投資を続ける
まずはSTEP⑤「年間40万円(月3.3万円)」を目標にしましょう。
この金額なら、固定費の見直しで十分に達成できます。
万が一、株価が半分になっても損失は20万円程度であり、精神的にも耐えやすく、投資を継続しやすい水準です。
慣れてきたら、STEP⑥「年間120万円(月10万円)」へ移行していきます。
これは多くの証券会社で設定できるクレジットカード積立の上限額です。
投資金額が増えると損益も大きくなりますが、焦らずコツコツ続けることが何より大切です。
最終的にはSTEP⑨の「15〜20年の長期投資」を意識してください。
過去のデータでは、この期間投資を続けた人のほとんどがプラス収益を得ています。
オルカンやS&P500などの低コストの適切な投資対象に長期・積立・分散の3原則を守れば、誰でも資産形成を実現できます。
まとめ
資産形成は特別な才能が必要なものではありません。
家計を黒字にし、生活防衛資金を守りながら、新NISAでコツコツ積立投資を続ける。
この「9ステップ」を繰り返すことで、初心者でも確実に資産形成を進められます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。