
ネット証券はスマホやパソコンで簡単に取引できる便利なサービスですが、その一方で「フィッシング詐欺」の被害も増えています。
資産形成を始めたばかりの方こそ、しっかりとした安全対策が必要です。
本記事では、すぐに実践できる3つの基本対策を紹介します。
結論として
正しい知識と基本対策で、ネット証券は安全に使えます。
正規サイト・公式アプリからのみログインする
ネット証券のフィッシング詐欺で最も多いのが、「偽サイト」に誘導されてパスワードを盗まれるケースです。
たとえば、証券会社を装ったメールやSMSに「アカウント確認が必要です」といった文面とURLが記載されていることがあります。
そこからアクセスしてしまうと、偽のログインページに飛ばされ、個人情報が盗まれる危険があります。
対策としては、以下を徹底しましょう。
- メールやSMSのURLからは絶対にログインしない
- 公式アプリ、または自分でブックマークした正規サイトからログインする
- URLの「https://」や証券会社名を必ず確認する
たったこれだけで、多くのフィッシング詐欺を防ぐことができます。
特に「メールのリンク=危険」と覚えておくことが重要です。
二段階認証を必ず設定する
IDとパスワードだけのログインは非常に危険です。
仮にパスワードが漏れてしまっても、二段階認証(ワンタイムパスワードなど)を設定しておけば、第三者が不正ログインする可能性を減らすことができます。
多くのネット証券会社では、次のような二段階認証が選べます。
- SMSやメールで届くワンタイムパスワード
- 端末認証(登録したスマホだけログイン可能)
設定に数分しかかかりませんが、効果は絶大です。
特に「スマホで取引をする方」は、必ず設定しておきましょう。
また、パスワードは他サービスと使い回さないことも大切です。
安全なネット環境・端末で取引する
カフェや駅などの「無料Wi-Fi(フリーWi-Fi)」を使って証券口座にログインするのは非常に危険です。
通信が暗号化されていない場合、悪意のある第三者に情報を盗まれるリスクがあります。
安全な環境で取引するためのポイントは以下の通りです。
- 自宅などの信頼できるWi-Fiを使用する
- 不明なWi-Fiネットワークには接続しない
- スマホ・パソコンのOSやアプリは常に最新に更新する
- セキュリティソフト(ウイルスバスター、Avastなど)を導入し、定期的にスキャンする
フィッシング詐欺は、技術的な仕掛けよりも「利用者の油断」を狙ってきます。
通信環境を整えることで、被害の可能性をぐっと減らせます。
まとめ
フィッシング詐欺は誰にでも起こりうる問題ですが、基本を守ることで防ぐことができます。
- 正規サイト・公式アプリからログイン
- 二段階認証を設定
- 安全なネット環境・端末を使用
これら3つを意識するだけで、資産を守る確率が大きく上がります。
「安全第一」でネット証券を使いこなしましょう。
以下の警視庁のサイトの情報は大変参考になります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。