
職場などで保険の勧誘を受けたことはありませんか?
多くの人が「安いから入っておこう」と思いがちですが、実はそれが落とし穴です。
保険は誰もが同じものを選ぶべきではなく、自分の状況に合ったものを見極める必要があります。
今回は正しい保険の考え方と選び方をわかりやすく紹介します。
結論として
保険は「低確率・大損失」に備えるために入るものです
ずさんな保険勧誘の実態
先日、職場で大手保険会社による保険案内のイベントがありました。
任意参加ではありましたが、営業担当者から直接勧誘を受ける機会がありました。
しかし、正直「これはずさんだな」と感じました。
理由は次の2つです。
- 個人情報がないまま保険を提案されたこと
- 「安いから損はない」と勧められたこと
保険は、年齢・家族構成・資産状況などによって必要な内容がまったく異なります。
たとえば、独身と子育て世帯では必要な保障が大きく違います。
- 子育て世帯:家計を支える人が亡くなれば、教育費や生活費に大きな影響が出ます。これは「低確率・大損失」の典型です。
- 独身の場合:万一亡くなっても、残された人がいないため損失は小さい。つまり「低確率・低損失」となり、保険の必要性は低くなります。
また、一定の金融資産があれば、保険でカバーしなくても現金で対応できるケースもあります。
それにも関わらず、「月数百円だから入って損はないですよ」という説明では信頼できません。
保険は「安いから入る」ものではなく、「必要だから入る」ものだと強く感じました。
保険の基本は「低確率・大損失」に備えること
保険の目的は「起こる確率は低いけれど、起きたら大きな損失を防ぐこと」です。
つまり、なんでもかんでも保険に入れば安心、というものではありません。
私が考える「加入すべき保険」は、以下のように損失が大きいリスクに備えるものです。
- 生命保険(特に子育て世帯や家計の主が対象)
- 自動車保険(対人・対物無制限)
- 火災保険
- 自転車保険(加害事故を起こした場合の備え)
これらはすべて、万一のときに生活を大きく左右する可能性があるリスクです。
一方で、「医療保険」「がん保険」「家電の延長保証」などは、現金で対応可能なケースが多く、必ずしも保険で備える必要はありません。
資産形成を目指すなら、こうした不要な保険を減らし、浮いたお金を貯蓄や投資に回すのが賢い選択と考えます。
私の実践例と保険との付き合い方
私自身、加入している保険は次の5つに絞っています。
- 生命保険(掛け捨て型で最低限)
- 自動車保険(対人・対物無制限)
- 火災保険
- 自転車保険
- 仕事に関する保険
これらをすべて合わせても、年間で約5万円程度に収まっています。
「とりあえず加入」していた時期に比べ、支出を大幅に減らすことができました。
保険を見直す際は、次の3ステップで考えるとシンプルです。
- 自分の家族構成と資産を把握する
- 万一のときに困ること(大損失)を洗い出す
- それに備える保険だけを残す
この3つを意識するだけで、無駄な支出を減らし、本当に必要な保険に集中できます。
まとめ
保険は「安いから入る」ではなく、「低確率・大損失に備えるために入る」ことが大切です。
自分の状況を見直し、必要な保険だけを選ぶことで、安心と効率的な資産形成の両立が可能になります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。