
資産形成というと、「お金を増やす」「節約して貯める」といったイメージが強いです。
しかし、実はお金使い方も同じくらい大切です。
せっかくお金を増やしても、使い方を誤ると「お金があるのに満足できない」「何のために貯めているのか分からない」と感じてしまうこともあります。
この記事では、「お金の価値を最大限に引き出す使い方」について解説します。
結論として
やりたいことに「今」お金を使うことが、最も価値のあるお金の使い方です
インフレが進む今、「お金の価値」は時間とともに下がる
ここ数年、食品や日用品、旅行代金など、さまざまな価格が上がっています。
これは「インフレ(物価上昇)」と呼ばれる現象です。
例えば、以前100円で買えたものが150円に値上がりすると、同じ100円では買えなくなります。
つまり、お金の“価値”が下がったということです。
日本は長くデフレ(物価が下がる状態)が続いていましたが、現在は世界的にインフレ傾向が強まっています。
将来的にもインフレが続く可能性が高いため、
「将来のためにとっておく」よりも「価値を感じることに早く使う」ことも大切な選択肢となってきています。
若いうちのお金の価値は、年を重ねるほど下がる
お金の価値は、物価だけでなく年齢によっても変わります。
たとえば、20代のうちに旅行やスポーツを経験することは、30代・40代では得られない「体力的な価値」や「学びの深さ」があります。
ベストセラー『DIE WITH ZERO』でも紹介されているように、
若いうちにお金を使って経験を積むことは、人生の満足度を高める投資になるのです。
私は趣味として、スノーボードやテニスを続けていますが、年齢を重ねるにつれて1日に動ける量が確実に減ってきました。
物価が上がることで趣味を行うために必要な費用が増えても、楽しめる量は減っていることを実感しています。
「今しかできないこと」にお金を使うことこそ、後悔のないお金の使い方だと感じています。
モノよりも「経験」にお金を使うと幸福度が続く
お金を使うとき、「モノに使うか」「経験に使うか」で満足度は大きく変わります。
実は、モノを買ったときの幸福感は長続きしません。
これは脳内物質ドーパミンが関係しており、刺激は一時的で時間が経つと慣れてしまうためです。
一方で、家族や友人との旅行・食事・体験など、人とのつながりや思い出に関する支出は、幸福感が長く続く傾向があります。
これはオキシトシンやセロトニンと呼ばれる“安定した幸福感”をもたらす物質が関係しています。
つまり、モノよりも経験にお金を使うことが、満足度を長く保つコツです。
私が実践している「お金の使い方」
私は資産形成を続けながらも、「家族や友人との経験」には積極的にお金を使うようにしています。
旅行代やレジャー費は年々高くなっていますが、得られる満足感や思い出はそれ以上に価値があります。
一方で、興味のないことや満足度が低い支出はできるだけ減らし、
その分「価値を感じること」に集中してお金を使っています。
つまり、「使う」「貯める」「増やす」をバランスよく行うことが、長期的な資産形成の鍵だと考えています。
まとめ
お金の価値を最大化するには、経験に投資する。
お金の価値は「インフレ」や「年齢」で変化します。
若いときにしかできない経験は、将来の自分にとって大きな資産になります。
モノを買うよりも、人とのつながりや経験に投資することで、幸福度と資産形成の両立に繋がります。
お金は貯めるだけでなく、「自分の人生を豊かにするために使うもの」。
今できる経験に、思いきってお金を使ってみましょう。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。