
ここ数年、あらゆるモノの値段が上がり、「お金が貯まりにくくなった」と感じる人が増えています。
一方で、賃金の上昇を実感している人は少なく、物価上昇(インフレ)と賃金の伸びの差が広がっています。
この状況では、節約だけで資産を増やすのは難しい時代です。
今後は、預金だけでなくリスク資産(株式・投資信託など)を活用した資産形成が欠かせません。
節約だけではインフレに勝てない。
これからは「リスク資産」を持つ時代に突入したと言えます。
- インフレ下では「節約の効果」に限界がある
- 銀行預金ではインフレに負けてしまう
- 節約+投資が「現実的な資産形成法」
- 初心者が実践しやすい第一歩:新NISAでリスク資産を持つ
- まとめ:これからは「節約+投資」でお金を守る時代
インフレ下では「節約の効果」に限界がある
日本政府はインフレ率2%を目標としていますが、2022年以降は実際に2%を超える水準が続いています。
物価が上がり続けるということは、同じ金額でも「買えるものが減る」ということです。
たとえば、食料品や日用品、電気代など生活に欠かせない支出が上がれば、節約で削れる部分は限られます。
さらに、日本の賃金はここ30年ほとんど上昇していません。
この結果、節約だけでお金を貯めるのはどんどん難しくなっています。
節約はもちろん大切ですが、
「支出を減らすだけでなく、資産を増やす力を持つ」
ことが、これからの資産形成には欠かせません。
銀行預金ではインフレに負けてしまう
「貯金が一番安全」と思われがちですが、実はそうとも限りません。
現在の普通預金の金利は金利の高いネット銀行であっても0.1〜0.3%ほどです。
一方で、インフレ率が2%であれば、実質的にはお金の価値が毎年1.7%ずつ目減りしているのと同じです。
つまり、「貯めているつもりでも、実は減っている」という状況になります。
一方、世界株式や米国株式などのインデックスファンドの平均利回りは3〜5%ほどと言われています。
もちろん元本保証ではありませんが、長期的に見ればインフレに勝つ可能性が高い資産です。
預金=安全だが増えない
投資=リスクはあるが増える可能性がある
この2つを理解したうえで、自分のリスク許容度に合わせてバランスを取ることが大切です。
節約+投資が「現実的な資産形成法」
筆者自身も節約を大切にしていますが、インフレ下では節約だけでは限界を感じています。
食費・光熱費などの基本支出は上昇傾向にあり、固定費の見直しにも限りがあります。
だからこそ、節約で生まれたお金を「投資の元本」に回すことが重要です。
たとえば、毎月5,000円でも新NISAを使ってインデックスファンドを積み立てていけば、
複利効果によって10年後、20年後に大きな差が生まれます。
投資の基本は「早く始めて、長く続ける」ことです。
小額からでも始めることで、投資リスクを抑えながら経験を積むことができます。
節約で投資資金を作り、投資でお金を増やす。
この「節約+投資」の組み合わせが、インフレに負けない資産形成の基本です。
初心者が実践しやすい第一歩:新NISAでリスク資産を持つ
2024年から始まった「新NISA(少額投資非課税制度)」は、投資初心者にとって非常に使いやすい制度です。
投資で得た利益が非課税(通常なら約20%課税)になるため、長期的に見ると大きな節税効果があります。
おすすめは、
つみたて投資枠で毎月コツコツ投資信託を買う
世界株式インデックスファンドなど、リスクを分散できる商品を選ぶ
この方法なら、初心者でも時間を味方にして無理なく資産形成ができます。
まとめ:これからは「節約+投資」でお金を守る時代
- 物価上昇が続く今、節約だけでは資産は増えない
- 預金ではインフレに負ける可能性が高い
- 少額でもリスク資産を持つことで、お金の価値を守れる
節約で支出を減らしつつ、新NISAでリスク資産を育てていく。
これが、これからの時代に合った現実的な資産形成の方法と考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。