大半の方にとって資産形成は分散投資が有効です。
特に株式は変動の大きい資産クラスのため、分散投資が推奨されます。
一方で集中投資にも利点があります。
集中投資はリスクが高い分、期待リターンも高くなります。
今回は株式投資における集中投資の利点と欠点について検討していきます。
結論として
集中投資はリスクと期待リターンが高くなります。
リスクが許容できるならば資産の一部で集中投資を行うことも一案となります。
集中投資の利点
集中投資の最大の利点は期待リターンの高さです。
以下は全世界株(VT)、S&P500(VOO)、NASDAQ100、FANG+の直近5年間のリターンです。
出所 Googleファイナンス
リターンは集中投資になる程高くなるという結果です。
各指数の分散としては
全世界株は世界中の約2900企業
S&P500は米国の500企業
NASDAQ100は米国ハイテク企業中心に100企業
FANG+は米国ハイテク10企業
となっています。
集中投資の欠点
集中投資の最大の欠点はリスクが高くなることです。
リスクは危険度ではなく、変動幅を意味します。
以下は上記4指数の直近1年間の株価の推移です。
出所 Googleファイナンス
7月から8月中旬にかけてFANG+は約25%下落した一方、VTの下落は約7%となっています。
期待リターンと共にリスクが高まることを表しています。
私の考えと実践方法
集中投資の期待リターンの高さは魅力的ですが、私は分散投資派です。
私は集中投資のリスクを許容できないためです。
集中投資をするとしたら、資産全体の10-20%程度の一部にします。
期待リターンを上げるには時間をかけることや投資元本を増やすことで対応しています。
集中投資で短期間に資産を増やすよりも、分散投資で長期間に資産を増やす方が難易度は低く、リスク的にも万人向けだと考えています。
まとめ
集中投資の利点は期待リターンの高さであり、欠点はリスクの高さです。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。