株式投資における資産形成には分散投資が重要と言われています。
株式は価値の変動が激しい資産クラスです。
複数の企業に分散投資することで倒産による価値が0になることや業績の好不調による株価への影響を良くも悪くも少なくすることができます。
新NISAで人気のある全世界株式(オルカン)では先進国から新興国まで幅広く分散投資されています。
基本的には分散投資はリスクを軽減する有効な方法になります。
しかし、資産全体をみると集中投資に近い状態になっている方が少なくないのが現実です。
今回は資産全体をみて、分散投資ができているかについて検討します。
結論として
所有している資産の内訳が極端になっていないかを確認し、複数の資産クラスに振り分けることで分散投資が可能となります。
集中投資になってしまう原因
資産全体を見た際に、ある一定の資産クラスに偏った状態が集中投資です。
金融資産が少ない状態で持ち家を購入すると偏った資産割合になることが少なくありません。
例えば
所有する金融資産が現金400万円、株式100万円の状態で4000万円の住宅をローンで購入したとします。
そうすると資産全体の比率を見ると
現金約9%、株式約2%、不動産約89%となります。
これは不動産に集中投資した状態です。
このような資産の割合では不動産の価値の増減によって資産全体が大きな影響を受けます。
地震などで住宅が壊れてしまうと、資産の大半が失われるという事態が生じてしまうかもしれません。
資産全体で管理する
集中投資か分散投資かを決める際には資産全体で見ることが重要になります。
あなたの所有する金融資産全体を見て、
各資産クラスをどの程度の割合にしたいのかを決める必要があります。
意識的に集中投資をしているのであれば問題ありません。
しかし、分散投資をしたいのに、あなたが耐えられない程のリスクが高い集中投資状態になっていることは必ず避けるべきです。
場合によっては、株式だけ分散投資しても分散投資としては不十分になることもありえます。
私の考えと実践方法
私のリスク許容度では集中投資よりも分散投資が好ましいと考えています。
そのため、現状の金融資産の状況で住宅を購入すると集中投資になってしまうため、賃貸にしています。
現在の資産割合は
現金が25-30%、株式が70-75%としています。
意識的に株式に比重を置いています。
株式への集中投資かもしれませんが、私のリスク許容度として問題なく、分散できていると個人的に納得しています。
あなたの資産全体を見て極端な集中投資になっていないかを確認してみることをお勧めします。
まとめ
分散投資は資産全体ですることが重要です。
住宅など大きな支出を伴うと資産の割合が偏りやすいため注意が必要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。