最近、新NISAを始めた方から、
株価がすごい上がってて、このままいけばFIREできるかも
と言われました。
2024年はインデックス投資でも大きなリターンを得ている方が少なくないと思います。
しかし、新NISAは非課税期間が無期限のため、短期での株価の変動は気にする必要はないと思います。
むしろ、長期投資をするには日々の株価の変動は雑音であり、無視した方が良いことが多いと思っています。
今回は長期投資で日々の株価を無視した方が良い理由について検討していきます。
結論として
日々の株価変動は長期投資に意味はないため、無視した方が長期投資の実践につながる可能性が高くなります。
株価は不規則に変動する
株価は日々変動し、日経平均やTOPIX、S&P500など主要な指数の変動がNEWSやSNSで話題になります。
株価はランダムウォークすると言われており、規則性がなく変動するため、将来の正確な予測はできないと様々な研究で明らかになっています。
株式投資の開始直後は日々の株価の変動が気になり、株価のプラス、マイナスで一喜一憂しやすいです。
新NISAで多くの方が取り組んでいるインデックス投資では年間利回りは4%程度と言われています。
年間利回り4%の1日の変動は0.01%程度です。
100万円の0.01%は100円
1000万円の0.01%は1000円です。
不規則で将来の予測不可能なことに加えて、
日々の変動幅は非常に小さいことから
無視しても問題ないと考えます。
株価は長期的にプラス域に収束する
株式投資は期間が長くなるほど複利や平均回帰性が働きやすくなると言われています。
株価の日々プラスとマイナスに不規則に変動しますが、過去のデータでは長期的には運用利益はプラス域に収束しやすくなります。
出所
穂高唯希 本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
プロスペクト理論
プロスペクト理論をご存知ですか?
プロスペクト理論は損失回避性とも呼ばれ、
人は損失に対して過剰に評価する傾向があるというものです。
これを株式投資に当てはめると
株価の変動がプラスになる感情よりも
株価の変動がマイナスになる感情を強く
感じやすくなる可能性があるということです。
株価は不規則にランダムウォークし、
長期ではプラス域に収束しやすいですが
短期ではプラスにもマイナスにも大きく変動します。
日々の株価を確認して、
マイナスが大きくなると理論的には売らずに保有した方が良いと分かってはいても、
心理的にはこれ以上マイナスを大きくしないために売った方が良いと考えやすいです。
株価を毎日確認して、一喜一憂することは長期投資には向いていないと言えます。
私の考えと実践方法
株価は日々変動しますが、日々の変動は小さく
プロスペクト理論から逃れ、長期投資を実践するには日々の株価は無視するということが一案です。
私は所有する株式の株価の確認は半年に1回程度しか行っていませんが大きな問題は起きていません。
インデックス投資であれば長期投資を実践するために、あえて株価を無視するという戦略が有効と考えます。
まとめ
株価は日々変動しますが不規則であり、変動幅が小さいため無視してもOKです。
インデックス投資で長期投資を実践するには日々の株価はむしろ無視する方が有効と考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。