日経平均の急激な下落と上昇を実際に体験すると株式は変動の大きい資産クラスであることを実感します。
株式自体が変動の大きい資産クラスであることからレバレッジは諸刃の剣であることがわかります。
レバレッジは梃子を表しており、上手く活用できれば少ない元手で大きな利益を得ることができる可能性があります。
しかし、大半の方にとってレバレッジは向いていないと思います。
今回は大半の方にとってレバレッジが向いていない理由について検討します。
結論として
レバレッジは極端にリスクとリターンが高くなることに加え、手数料や投資効率の面から長期投資には不向きです。
レバレッジとは
借り入れ等を利用し、自己資金のリターンを高める効果を期待できます。
投資信託やETFでは指標の騰落率のプラス◯倍と設計されています。
有名な商品としてはレバナス(レバレッジNASDAQ100)です。
レバレッジを利用することで
株価がプラスの方向に動けば利益が大きくなり
株価がマイナスの方向に動けば損失が大きくなります。
レバレッジのデメリット
以下はNASDAQ100とNASDAQ100のレバレッジ商品の比較になります。
出所 マネックス証券
一定の範囲内で株価が上下動する期間が長引くことや
価格変動率が大きくなる
などでレバレッジ型商品の投資効率は低下すると言われています。
出所
また、レバレッジ型商品は手数料が高い傾向があります。
レバナスの信託報酬は0.99%
NASDAQ100インデックスの信託報酬は0.20%
となっています。
レバレッジ型商品は長期投資には不向きであることがわかります。
私の考えと実践方法
今回のような株価の急激な上下動を考慮すると通常のインデックス型でも十分にリスクがあることがわかります。
レバレッジを効かせるとより変動が大きくなります。
そのため、大半の方にとってはリターンよりもリスクの負担が大きくなってしまう可能性が考えられます。
私の場合
資産配分では株式の比率が高くなっていますが
レバレッジ型商品は一切保有していません。
長期投資視点で株式投資に取り組んでいるため、
手数料や投資効率、心理的負担を考慮すると私にはレバレッジ商品は不向きであると考えています。
世界一の投資家と呼ばれるウォーレン•バフェットは
急いで金持ちになろうとしてはいけない
と言っており、レバレッジに対して否定的な立場をとっています。
過去のデータを見ると長期投資ができれば十分なリターンが得られる可能性が高いため、
レバレッジを使わずに、時間をかけて資産形成に取り組むことが重要と考えます。
まとめ
レバレッジは梃子を表しており、リターンとリスクを高めます。
株式は変動の大きい資産クラスであり、大半の方にとってレバレッジを効かせるより時間をかけた投資が有効と考えます。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。