日米共に株価が大幅に下がっています。
2024年当初から新NISAを始めた方は含み益がほとんど無くなり、損をする前に売りたいと考える方も少なくないかもしれません。
人間の心理的傾向としては当然の反応です。
しかし、新NISAで株式投資を始めた方は長期投資に望まれていると思います。
投資期間が長くなればなるほど、暴落に遭遇する可能性は高くなります。
今回は暴落での個人ができる対策について検討していきます。
結論として
株価下落時には売りたい心理的傾向に耐え、株式市場に居続けることが重要です。
人間は損失に反応しやすい心理的傾向
プロスペクト理論をご存知ですか?
人間は得をするよりも損をすることに敏感に反応しやすい傾向があることを明らかにした心理学の理論です。
株式投資にこの理論を置き換えると
株価が下がった際に
損をすることを回避、損を拡大させないために
早めに損失を確定(損切り)すると考えやすいということです。
株式市場に居続けることが最重要
インデックス投資の古典的名著として敗者のゲームという本があり、以下のように述べられています。
長期的に見て投資家が失敗する原因の一つは、激しい下げ相場遭遇してパニックに陥り、最大の上げ相場に参加する機会を自ら放棄してしまうことだ。
投資家は「稲妻が輝く瞬間」に市場に居合わせなければならないということだ。
出所 チャールズ•エリス 敗者のゲーム
敗者のゲームでは
ベストの何日かを逃した場合のリターンへの影響を以下のように示しています。
出所 チャールズ•エリス 敗者のゲーム
ベストの日を逃さないためには、株価が下落して売りたくなっても、売らずに株式市場に居続けることが重要ということです。
私の考えと実践方法
分散されたインデックス投資であっても、下落相場では株価は下がります。
株価は下がっても、時間をかければ回復することが過去のデータからもわかります。
よって、株価の下落を気にせずに、投資を継続することが重要です。
また、悲観的な情報は広がりやすく、楽観的な情報は広がりづらいと言われています。
株価が大幅に下がった際にはSNSやNEWSでは悲観的な情報が溢れますが、気にせずに投資を継続すふのが最善と考えます。
長期投資ではその時々の株価は気にする必要はなく、むしろ長期投資を妨げるノイズになりやすいです。
私は暴落の情報を聞いても、売り買いの行動は変えずに、定期積立に邁進していく予定です。
まとめ
心理的傾向として損失に過剰に反応しやすいです。
株式投資での資産形成は株式市場に居続けることが重要であり、株価の下落に耐えて長期投資をすることが重要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。