ここ数日で為替と株価の変動が大きくなってきています。
こういう時こそ分散投資が重要になってきます。
分散投資としては国や銘柄、通貨、時間の3つの分散が重要になります。
今回は変動相場に対応しやすい3つの分散について検討します。
結論として
長期投資には銘柄、通貨、時間の3つの分散が有効です。
国、銘柄分散
人気のある投資信託であるS&P500は米国株のインデックスであり、構成銘柄は米国の1国になります。
一方、全世界株式(オルカン)は米国に加えて、日本やヨーロッパ、インド、中国など先進国と新興国の47国に分散されています。
全世界株式の6割は米国株で構成されているため、米国株の影響を大きく受けることは意識すべきです。
また、広範に分散されたインデックスであっても暴落時には30-50%程度の暴落をすることは覚悟して投資をする必要があります。
通貨分散
通貨分散としては日本円とドルが流通量が多く、
日本に住む方は日本円を普段使うため、2つの通貨に分散することが一案です。
ここ数年で円安により円の方が急落していましたが、ここ数週間で円高傾向があります。
日本と米国の金利差や経済環境によりドル円のレートは変動すると言われています。
ここ数週間の円高は日本の金利上昇、米国の金利低下(見込み、期待)、米国株の軟調の影響が大きいという意見が多いです。
個人的には長期的には円安の要素が大きいと考えていますが、過去のドル円の推移として120-160円程度の変動は十分起こり得ます。
出所 Googleファイナンス
円安、円高どちらになっても対応できるように
ドルと円の両方の通貨を所有する通貨分散がが重要と考えます。
時間分散
株価が下がっている時には安く多くの株を買うことができます。
一方、株価が上がっている時には、同じ金額でも買える株は少なくなります。
心理的には株価が下がっている時よりも上がっている時に買いやすいですね。
実際に株の売り買いを見ると株価の高い時に多く買われ、株価が低い時は買うことよりも売られる傾向にあるようです。
出所
チャールズ•エリス バートン•マルキール 投資の大原則
そのため、株価を見て売り買いをするよりも、
積み立て購入のように定期的に株を買うことが時間の分散にもなります。
ドルコスト平均法は経済的には良くも悪くもないですが、心理的には有効と考えます。
こういった変動相場こそドルコスト平均法による時間分散は適していると考えます。
私の考えと実践方法
相場が変動しても分散投資をすることで株式市場から退場するという致命的なダメージは避けれる可能性が上がります。
分散されたインデックスであれば暴落が起きても、時間と共に過去の株価以上に回復してきた過去のデータがあります。
出所
3つの分散をした上で、株式市場に居続けることが資産形成の成功率を上げるために重要と考えます。
私の場合
3つの分散をしていることに加えて、長期視点で資産形成に望んでいます。
そのため、株価や為替が大きく変動しても、問題なく株式投資を続ける自信を持っています。
今後も株式市場に居続けて、資産形成に取り組んでいく予定です。
まとめ
長期投資には銘柄、通貨、時間の3つの分散が重要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。