収入が上がると支出が上がる傾向になる方が多いようです。
しかし、収入と共に支出を上げてしまうと当然ながら貯蓄や投資元本を貯めづらくなってしまいます。
加えて、近年の日本ではインフレによる物価上昇に賃金が追いついていない状態なのでより貯蓄や投資元本の確保が難しくなります。
今回は収入が上がっても支出は上げない方が良い理由と対策について検討していきます。
結論として
実質賃金は低下傾向であり、資産を増やすには支出を価値観に応じて取捨選択することが必要です。
実質賃金の推移
実質賃金は実際に受け取った給与から物価上昇分を除いた指標です。
給与が上がっても、それ以上に物価が上がれば実質賃金は低下します。
ここ数年のインフレにより、実質賃金は低下傾向となっています。
出所
https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2024/fis/kiuchi/0408_2
つまり、給与所得の上昇がインフレに追いついていない状態と言えます。
ラットレースとキャッシュフロー
ラットレースという言葉をご存知ですか?
ラットレースはお金の名著である
金持ち父さん貧乏父さんで言及された言葉です。
ラットレースはいくら働いてもお金が貯まらない状態です。
バランスシートから考えるとわかりやすいです。
バランスシートは
資産と負債、純資産(資産−負債)
に分けられます。
出所
収入が上がり、資産を増やせれば良いですが、
多くの方は負債を増やしてしまう傾向があります。
資産はプラスのキャッシュフロー
負債はマイナスのキャッシュフロー
をうみます。
ラットレースから抜け出せない最大の原因が資産が増えず、負債が増えることです。
負債が増え続けることで
お金が出ていく流れが強まり、よりお金が溜まりづらくなります。
ラットレースと実質賃金を加味した対策
実質賃金が低下していることに加え、負債が増えるとでお金を貯めることが難しくなります。
対策としては負債ではなく、資産を増やすことです。
資産の代表例は株式や不動産です。
実質賃金が低下している状態で資産を増やすには
支出の取捨選択が必要になります。
新車の自動車
新築住宅
様々なケースに対応可能な高額な保険
子供の様々な習い事(教育費)
日本の年収の平均値や中央値に近い方では
これら全てを叶えるとお金が残らない可能性が高いです。
よって、あなたの価値観に応じて支出を取捨選択し、残ったお金で資産を買って増やしていくことが重要になります。
私の考えと実践方法
資産を増やして、負債を減らせれば
手元に残る純資産額が増えます。
ただし、実質賃金が低下している状態で資産を増やすのは年々難しくなってきています。
私の場合
数年前から支出は一定範囲から変わっていません。
収入が多少上がっても、支出は増やしていないため、貯蓄や投資元本を作りやすくなっています。
また、新車や新築住宅は購入せずら中古車や賃貸を選択し、
大きな負債や支出を意図的に作らないようにしています。
また、保険は低頻度大損失にのみに備える必要最低限に留めています。
支出を取捨選択して、新NISAで資産を買い増しています。
新NISAを満額まで利用するまでは当面、支出は取捨選択する予定です。
まとめ
実質賃金は低下傾向であり、資産を増やしづらい状況が続いています。
資産を増やすには、負債を増やさないことと支出を取捨選択することが重要になります。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。