FP×PTでお金と人生設計を真剣に考えてみた

FPとPT視点でお金と人生設計に必要なシンプルかつ大切な考え方を紹介します

資産配分に金ETFを入れるメリットとデメリット

 

新NISAで資産運用を始めた方はここ数週間の株価の下落により、株式は変動の激しい資産クラスであることを実感したと思います。

 

過去のデータを見ると長期的に見れば、資産価値が最も上がるのは株式で間違いないです。  

 

しかし、これは株価の大幅な変動に耐えて、保有し続けられた場合の結果です。

 

そのため、株式と異なる値動きの商品を組み合わせて資産配分することが必要になってきます。

 

今回は株式と異なる値動きの商品として金(ゴールド)の紹介と所有すべきかを検討していきます。

 

結論として

資産規模が大きくなった時にはポートフォリオに金を入れる価値が高まると考えます。

 

 

各資産クラスの価値の推移

以下は各資産クラスに時間経過に伴う価値の推移です。

 

出所

株式投資の未来 ジェレミーシーゲル

 

 

株式の価値が最も上がり、現金の価値が下がっていることがわかります。

 

債券や金は株式よりも値動きが少なく推移していることがわけります。

 

金は株式と違う値動き

株式の資産価値は増加する可能性が高いですが

変動が多いのも事実です。

 

そのため、株式と異なる値動きをする資産クラスを組み合わせて変動を抑える方法が取られます。

 

以下はS&P500と金ETFの比較になります。

 

出所 Googleファイナンス

 

有事の金

と呼ばれるように

紛争や経済危機の際には株式が売られて

金が買われる傾向が過去にはありました。

 

 

金の保有のデメリット

金を保有する際には

現物を所有することも可能ですが、管理や流動性を考えるとETFが一案となります。

 

金のETFで低コストなのは

GLD(信託報酬0.4%)

IAU(信託報酬0.25%)

になります。

 

低コストですが

全世界株式やS&P500のETF、投資信託よりは割高となっています。

 

金ETFには配当金はありません。

 

近年のように、金の価値が上がれば信託報酬分のマイナスは気になりませんが、価値が横ばいの場合は

信託報酬分のマイナスが生じます。

 

私の考えと実践方法

私自身は金を所有していませんが、資産規模が大きくなってきたら現金の一部を金のETFで所有することを検討しています。

 

最近エミン•ユルマズ氏の本を読み、

米国バブルや中国をはじめとした新興国でのドル離れが進んでいることを知りました。

 

 

ドルの代わりとして注目されているのが金であり、

近年中国が米国債を手放し、金の所有量を増やしているそうです。

 

また、金はインフレにより値上がる傾向があります。

 

今後もインフレが持続的に続くと考える場合は

金をポートフォリオの一部に組み入れることが選択肢になります。

 

ただし、ポートフォリオのメインは株式であり、

金はサブとしての運用が基本となります。

 

まとめ

金は株式と異なる値動きをする資産クラスです。

 

近年、金の資産価値は増加傾向であり、金の保有を考えた場合は金ETF(GLD• IAU)が一案となります。

 

 

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