株式投資では長期投資が重要です。
投資期間が長くなるほど、複利や平均回帰性が働くため、リターンがプラス域に収束しやすいためです。
長期投資の重要性が分かっていても、長期投資を実践するのは難しいと言われています。
数ヶ月前に新NISAの損切りが話題になりました。
私は投資初心者の時にコロナショックを体験しましたが、株式を売らずに保有できています。
今回は投資初心者でも実践できる長期投資の方法について検討します。
結論として
リスク許容度を決め、株価の変動は見ないことが長期投資には重要です。
暴落で株を売ってしまう理由
プロスペクト理論をご存知ですか?
この理論は
人は損失を回避する傾向があることを
研究で明らかにしたものです。
人は得することよりも損することに反応しやすい傾向があります。
過去の暴落を見ると
一時的に大きく株価は下がりますが、
時間をかけて暴落前よりも上がっていることがわかります。
出所
しかし、暴落時には資産価値がどんどん下がるため、これ以上損したくないという気持ちが強く働きます。
その結果、損失を確定するために、長期投資を中断して株価を売るという判断につながります。
過去のリスクとリスク許容度の把握が重要
以下は各インデックスの20-30年間のリスクとリターンになります。
出所https://gentosha-go.com/articles/-/42624
リスクの考え方として2標準偏差以内に95.5%の確率で収まると言うものがあります。
上記のインデックスの2標準偏差だと
年間±30-40%以内の変動に収まる確率が高いということがわかります。
つまり、最悪の場合、年間-40%程度資産の価値が下がる可能性があるということです。
この資産価値の低下に耐えられるかどうかがリスク許容度を設定する上で重要になります。
例えば
投資元本が1000万円と仮定した場合、
-40%で400万円の損失に耐えられるのであれば
あなたのリスク許容度は1000万円以上です。
100万円までの損失には耐えられるとなった場合は
投資元本250万円までがあなたのリスク許容度の上限になります。
リスク許容度の範囲内で投資をすることご長期投資の実践には重要です。
ほったらかし投資は長期投資に最適
リスク許容範囲内で投資を開始したら、株価は見ずにほったらかしをするのがベストです。
株価を見ると余計な売り買いをしたくなります。
加えて、広範囲に分散されたインデックスの期待リターンは年間3-5%程度であり、1日の変動は0.01%以下です。
0.01%以下は誤差の範囲内です。
誤差を意識しても良いことはありません。
そのため、リスク許容度を決めて、投資を開始したら株価は見ずにほったらかすことが最適と言えます。
私の考えと実践方法
私はリスク許容範囲内で投資をしていることに加え、生活防衛資金を確保できていることから-40%程度の暴落には耐えられる自信があります。
株価の確認は半年に1回程度で問題なく、成果が出ています。
余計な確認をしないことも長期投資には重要と実感しています。
まとめ
長期投資にはリスク許容度を決めることと株価を見過ぎないことが重要です。
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※個人的な投資についての記事で推奨ではありません。
※投資判断はご自身で行ってください。