お金は寝かせて増やしなさいという本をご存知ですか?
日本のインデックス投資本のベストセラーであり、日本でインデックス投資をするために必要な情報が網羅されています。
特に長期投資を実現するためのリスク管理の方法が事細かく紹介されているため投資初心者必読の本と考えます。
今回はお金は寝かせて増やしなさいから学んだ一般人の資産形成の王道を紹介します。
結論として、
長期間、低コストの分散されたインデックス投資が一般人の資産形成の王道です。
長期投資で複利を味方にする
長期投資のメリットは2つあります。
①複利
②平均回帰性
①複利は元本に利息を追加する
単利は元本に利息を追加しないことです。
元本100万円を5%で10年間複利、単利運用した場合、
10年後には投資元本は複利では163万円になります。
一方、単利では150万円となります。
複利にするだけで13万円も差が生じました。
よって、複利を味方につけることで資産形成は加速します。
②平均回帰性は短期的にはランダムに発生しているように見えることも長期的には平均値に収束する性質のことです。
投資による資産形成の場合、年毎に運用利回りは異なりますが、
長期的な視点で見ると平均値に収束すると言うことです。
プラスが大きい年もあれば
マイナスが大きい年もあります。
しかし、長期的な視点で見れば平均値に収束すると言うことです。
出所
https://freetonsha.com/2019/01/02/long-term-investment/
世界全体に分散投資した場合の運用利回りの平均値は約4-5%程度と言われています。
よって、長期投資を実践するのであれば
株価には一喜一憂せずに複利を味方にし、
運用利回りが平均値に収束されることを寝かせて待つことが重要になります。
低コストは運用成績の足を引っ張らない
投資信託には維持コストがかかります。
投資信託は保有するだけで毎日維持コストがかかるため、維持コストは低いほど良いです。
一般的に指数に連動するインデックス投資は低コスト、プロが運用するアクティブ投資は高コストです。
コストが高いと成績が良いわけではない点には注意が必要です。
出所
https://randomwalker.blog.fc2.com/blog-entry-4156.html
アクティブ投資の70-80%はインデックス投資よりも運用成績が悪いことが様々な過去のデータから明らかになっています。
コストと運用成績が関連しないのであれば低コストの方が有利なのは明らかです。
低コストの基準としては、
信託報酬が0.3%以下が1つの基準であると考えます。
分散でリスクを減少させる
卵を1つのカゴに盛るな
という投資の格言があります。
1つのカゴに盛るは集中投資を意味します。
例えば、TOYOTAの株式のみを保有している場合
TOYOTAの業績が良ければ株価は上がり資産価値が上がります。
万が一倒産してしまった場合は
株価が0になり資産価値も0になってしまいます。
卵を1つのカゴに盛らないためには分散投資が必要です。
分散投資の王道は
世界中の国や企業に分散することです。
世界中の国や企業に分散することで
1つの国や企業の成績に左右されなくなります。
加えて、ベストセラーであるFUCT FULNESSで
世界の人口は増え、貧困が減っている
ことが明らかになっています。
今後も世界経済は成長することを前提にすると、
世界中に分散投資することは理にかなっていると言えそうです。
まとめ
お金を寝かせて増やすには
長期間、低コストで分散されたインデックス投資が有効です。
この方法は再現性が高く、誰でもできると言うことから一般人の資産形成の王道と考えます。
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