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積立投資と一括投資の差は? メリットとデメリット

投資をしている方の大半が積立投資をしていると思います。

 

投資の方法は大きく分けて積立投資と一括投資があります。

 

積立投資は便利ですが万能ではなく、メリットとデメリットがあります。

 

今回は積立投資のメリットとデメリット、一括投資との差を考えていきます。

 

結論として、

積立投資は機会損失のデメリットはありますが、簡便性や自動性に優れており投資を継続しやすいという点で合理的であると考えます。

 

 

積立投資のメリット

積立投資は日々の収入から定期的に一定額で分割して株式や投資信託を買う方法です。

 

最近は多くの証券会社でクレジットカードや銀行口座を利用した積立投資が可能です。

 

積立投資のメリットは簡便性と自動性です。

 

積立投資は一度設定をしてしまえば効果は持続し、自動的にドルコスト平均法の効果が得られます。

 

ドルコスト平均法は平均購入価格を下げることに寄与する可能性があると言われています。

 

具体的には、以下の図のように株価が高い時は買える株数が少なく、株価が安い時は買える株数が増えます。

 

出所  

https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/securities/investment_other/article_2204_00005/



 

つまり、株価の高値高みを一定程度回避することが可能となります。

 

また、景気後退局面では株式投資がしづらくなり投資を継続できない方が多くなる傾向があります。

 

しかし、積立投資であれば自動的に投資を継続できます。

 

積立投資のデメリット

積立投資のデメリットは株価が右肩上がりの局面では機会損失が生じるということです。

 

つまり、株価が上がる場合は資金を株式市場にできるだけ早く、多く置くことが有利となります。

 

ただし、株価は誰にも読めないため、ランダムウォークと言われています。

 

 

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一括投資のメリットとデメリット

一括投資のメリットは機会損失がなくなることです。

 

株価は誰にも読めないとなると経済的な視点では一括投資は合理的ではあります。

 

しかし、一括投資をした後に暴落が起きた時にあたなは耐えられますか?

 

精神的に耐えられずに、株式を売却してしまうと長期投資という株式の原則が無効となってしまいます。

 

 

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一括投資のデメリットは精神的な負担があることと元となる資金が多く必要ということです。

 

資金がなければ一括投資はできません。

 

積立投資と一括投資のメリットとデメリットを考えて行動することが必要になります。

 

私の場合は、

平時は積立投資。

 

暴落時のみ一括投資を行っています。

 

一括投資といっても、資金の全てではなく10-30%程度の範囲内で行なっています。 

 

こうすることで積立投資と一括投資のメリットの両方を享受できると考えています。

 

まとめ

積立投資のメリットは簡便性と自動性、デメリットは機会損失があります。

 

一方、一括投資は機会損失は避けられますが精神的なタフさが要求されます。